アリスの心がけ

世界一ドケチな大富豪ヘティ・グリーンに学ぶ!充実した人生とは

ヘティグリーン

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お金が沢山あれば幸せなのか。誰もがYESと答えたくなる質問かもしれませんが、充実した人生を考えた時に必ずしもYESと言えるかわかりません。

世界一のケチとしてギネスにまで名前が掲載された世界の大富豪ヘティ・グリーンのドケチぶりは常識の範囲をはるかに超えて、異常なエピソードが満載です。

ヘティ・グリーンの生涯があまりに衝撃的で、彼女の人生は極端ではありますが、お金や家族や人間関係など充実した人生を送ることを真剣に考える1つのきっかけになるのではないでしょうか。

ヘティグリーンとは

彼女がニューヨークのウォール街でつけらたあだ名は『ウォール街の魔女』世界大恐慌が起きた時にも、資産を減らすことがなかったという驚きの守銭技です。

元々捕鯨業で成功した両親からの財産により、投資家としての人生がスタートしてから、南北戦争の時のアメリカ国債や大陸横断鉄道、不動産を始めとした様々な投資を行い、莫大な資産を築いていきます。

資産は増やすけれど、とにかくお金をうことを嫌うヘティ。

一見節約家の素晴らしい投資家に思えますが、光熱費を使いたくないから電気や火を極力使わず、水道代の節約のために手も洗わなかったり、2セントの印鑑を一晩中探し回ったりするほどの節約家だったそうです。

ヘティ・グリーンの衣・食・住生活

ヘティが食べる物といえば、1食あたり『豆一皿にパン』『光熱費節約のために、火を使わないよう冷たいオートミール』たまに栄養を考えて玉ねぎを1日かけてそのまま食べていた。

ヘティ・グリーンの洋服は、黒いドレス1着を20年間愛用し、丈夫な漁師用のゴム長靴を履いて、防寒のためにドレスの下に新聞紙を沢山詰めたり、ドレスはほとんど洗わず、薄っすら匂って色が変色してきた時にも、石鹸を使うのももったいないと、特に汚れている部分だけを洗っていたというから驚きです。投資先の会社に行っても「掃除婦はいらない」と社員に追い返されそうになることもあったとか。

偽名を使って安いアパートを転々としていたのは、税金を少しでも払いたくないと住民票を税金が一番安いヴァーモント州に置いていたためのようです。

どんなにお金があっても20年間も同じ洋服を着たり、食べ物を食べて幸せを感じることができなければ充実した人生とはかけ離れていますよね。

ヘティ・グリーンの家族

ヘティ・グリーンは、資産家であるエドワード・グリーンと結婚します。2人の間には男の子と女の子の2人の子供に恵まれ幸せに過ごしたかと思えばヘティのドケチにより波乱万丈な人生を招いてしまいます。

夫であるエドワード・グリーンの浪費が我慢できずに、財産を取り上げて追い出してしまい、その後最低限の生活費を送るのみで、最終的には離婚してしまいます。

エドワード・グリーンはひっそりと亡くなり、最後彼の持っていた財布の中身は10ドルにも満たなかったそうです。

息子のネッド・グリーンが遊んでいて足に大怪我をした時、さすがにへティは息子を病院に連れて行きますが、そこでもお金を使いたくないへティは無料券を探し出して貧しい人が行く無料診療所に連れて行きました。

ここから、治療を勧められて激怒したへティは息子をそのまま連れ帰り、足の怪我は悪化してとうとう片足を切断することになったのという説もあります。

その他の説としては、無料診察所に連れて行った時にはすでに手遅れで、片足を切断することになったなど幾つかの説がありますが、とにかく息子の足の怪我を節約優先で片足が無くなってしまったことは事実です。

へティはこの時

『なぜ、もっと早くに良い医者に見せなかったのだろう』と号泣したそうですが。。。(汗

投資家としての才能がありながら、ドケチが原因で孫にもとうとう恵まれません。

息子の恋人が浪費家だと言っては結婚をなかなか認めなかったり、どケチなお母さんを見て育った娘のシルビアは言い寄ってくる男性に対してかなり厳しく『お金を稼ぐこともできなければ、お金の価値も知らない』といってなかなか結婚できずに38歳でやっと結婚したため2人に子供はできなかった。

銀行を倒産までさせたヘティ・グリーン

へティはある時銀行に行って、100万ドルを引き出したいといきなり無茶振りをしました。

銀行はそんなことされたら困ると、必死で説得します、そして実はその銀行の最高預金者がヘティ・グリーンであり、最高債務者が夫のエドワード・グリーンであったそうですので、夫の負債を返して欲しいと頼みますが、そんなことは関係ないとついに100万ドルを引き出すと、翌日その銀行は倒産してしまうのです。

世界大恐慌を生き抜いたウォール街の魔女へティは、資産を次々に引き出し世界大恐慌でも無傷だったという伝説がありますし、世界恐慌に関わらず長年財産を様々な投資で増やしていく手腕は相当なものであったことが様々な手記に残っています。

ある時記者から「なぜそんなにケチなんですか?」と聞かれた時にへティは「自分の家は5代に渡ってお金持ちなので、富や財を見せびらかして社会的な地位を上げる必要はない。」と答えたそうです。さらにへティは多くの教会に善意で低金利でお金を貸していたそうです。

ケチでいることに、彼女のポリシーがそれなりに存在していて必ずしも、自分のためだけに財を増やしていたわけではなかったようです。

ヘティ・グリーンの最期

へティの最期は友人の家に招待された先で、脱脂乳について討論になり卒中になって死亡したと言われていますが、他にも友人が美味しいものを用意した料理に激怒してそのまま卒中になったとも言われています。

へティの資産は死ぬ直前1億ドルにも増えて、この時期はよく『財産を目当てに私は殺される』と言ったり、財産に対する妄想が激しかったそうです。

遺体は息子のネッドによって棺に白いカーネーションが入れられ、生きていた頃には2等車の廊下に乗っていたへティが亡くなって初めて1等車で故郷に運ばれたのです。

まとめ

へティ・グリーンの数奇な人生からは決してお金が人生の主導になってはいけない。お金に振り回されて生きていはいけないと教えられているような気がします。

人それぞれの希望する人生は違いますが、どの人生においても過剰に偏りすぎたお金への価値観は、周りの人にも迷惑をかけてしまっていて本末転倒ですよね。

ビジネスや投資に対する才能は素晴らしかったのかもしれません。お金が増えるたびに彼女は充実した人生だと思っていたのかもしれません。元々お金持ちでその財産をひけらかしたり、自慢するようなところもなく、人のために自分のお金を役立てていた一面もありそこに喜びを感じた瞬間もあるでしょう。

しかし、死期が近づくにつれて自分の財産が狙われている、殺されるとお金に対する執着心が増えていくことによって心穏やかな最期ではないですよね。

お金に振り回されて本当に大切なものを犠牲にしていることに生涯気がつかなかった人生は、あまりにも寂しすぎますよね。。。

私はこの記事を書いてから温かいコーヒーとクッキーを食べた時に至福の幸せを感じました(笑
昨日地元の農園さんから届いた人参を使った料理がとっても甘くて感動したのも幸せでした。

まず人間としての生活に喜びを感じて、お金や富に振り回されない、自分らしい人生を望んでも充分幸せなのかなと思うアリスでした。